リーダーズマイン
このところ、日中間の間では、漁船衝突に関して緊張 が高まっていますが、中
国がとったレアアースの輸出手続の停滞については、米国務省のキャンベル次官
補も大きな懸念を表明しています。これに ついては、国際ジャーナルでも、深
く動向を分析してほしい問題です。報道によると、国連総会が開かれている
ニューヨークで記者会見が行われ て、尖閣諸島周辺での漁船衝突事件発生後、
中国から日本へのレアアース(希土類)輸出手続きが停滞していることが、日本
と中国の緊張を高める だろうという強い懸念が示されているそうです。この件
について中国政府が関与しているかどうかは不透明な部分もありますが、アメリ
カとして は、暗に中国のやり方を批判したことになるのではないかと思いま
す。キャンベル氏によると、このような行動は、国際的な信頼関係を損なうもの
だと述べていますが、その通りではないかと思います。アジア全体が経済発展を
続けるなかで、一昔前の様な資源を武器にした強権的な外交姿勢に ついては、
中国としての立場を、国際的にも悪くすることにつながるかもしれません。日本
としても今後も資源供給の安定というところからのリス クヘッジを考えるべき
時期かもしれません。
報道ニッポン
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