リーダーズマイン
JR福知山線脱線事故の報告書漏洩問題で、JR西日本が事故被害者の方たちへの説明会を開いたというニュースがありました、国際ジャーナルでもこの問題を取り上げていました。でも、歴代社長が出席した説明会に、井手正敬元相談役が姿を見せませんでした。JR西日本幹部が1時間半にわたって説得して「なぜ自分の名前が漏洩問題に出てくるのか分からない」という、遺族の気持ちを逆なでするような言葉しか出てこなかったそうですが。その真偽は分かりませんが、JRを11年にわたって引っ張ってきてその企業体質を形にしてきた人間が、あの悲惨な大事故と自分は全く無関係なんて、有り得ないでしょう。直接何かをしていなくても、自分が勤めていたしかも社長なら、遺族の前で謝罪するのは当たり前の話ですよね。
この井出氏の態度を見ていて思い出したのは、薬害エイズ事件。帝京大学医学部附属病院の医師だった安部氏は、医師として血友病治療の権威としての責任があり、裁判云々よりまず患者への誠実な姿勢を見せていれば、あそこまで叩かれなかったのではないかと思います。
JR西日本の、乗客よりも会社を守ろうとする姿勢は、やはり国鉄という国の機関であったことの名残なんでしょうか。そんなこと言うと、NTTも郵便局もってなりますがね。企業体質を変えるには、まず経営陣の意識を変えなければいけない。大企業になればなるほど、下の意見など通らないけれど、そこを掬い上げられないようでは、客、ユーザーへのサービスの向上までは届かないですよね。まあ JRの場合はデトックスしてから、再起動といったところでしょうか。
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経済情報誌 報道ニッポン 2008年11月号のご案内 | 報道通信社 経営者の為の異業種ネット 現代画報は現代画報社から出版されています 国際ジャーナルは国際通信社から出版されています 報道ニッポンは報道通信社から出版されています 国際通信社グループは、経済誌の発行を主業務とし、教育から人材育成、そしてビジネス チャレンジまで幅広い視野での活動に挑戦しています。
この井出氏の態度を見ていて思い出したのは、薬害エイズ事件。帝京大学医学部附属病院の医師だった安部氏は、医師として血友病治療の権威としての責任があり、裁判云々よりまず患者への誠実な姿勢を見せていれば、あそこまで叩かれなかったのではないかと思います。
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